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1分間マネジャーの時間管理

1分間マネジャーの時間管理
働きすぎを解消する仕事のさばき方



オーディオブック版

著者 ケン・ブランチャード、ウィリアム・オンケンJr、ハル・バローズ
訳者 永井二菜
定価 本体1,300円+税
2013年2月発売
四六判 192ページ 
ISBN 978-4-7759-4111-9

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目次 | 著者紹介 | オーディオブック版

上司は時間に追われて、部下は時間をもて余す……これってどうして!?
部下を持つ人の悩みをスッキリ解決

現場では優秀だった社員が昇進して管理職となったとき、陥りやすい状況がある。

「働いても働いても仕事がなくならない」「がんばっているのに成果が上がらない」などがそれだ。
自分がプレーヤーだったころは良かった、もしかしたら自分は管理職に向いていないのだろうか、管理職は思ったよりラクじゃない、とお悩みのマネジャーも多いことだろう。
だが、実はそれはあなたがやるべきでない仕事をしているせいだとしたらどうだろう。

概して、プレーヤーとして優秀な人ほど、部下に仕事を任せられずすべてを自分で処理しようとしてしまうものなのだ。

管理職にとって重要なのは、仕事を「どうやるか」だけではない。そもそも「何をやるか」をきちんと把握していなければ、やる仕事そのものを間違えてしまう。
パイロットに例えれば、空港を間違えて見事に着陸するようなものだ。 しかも、部下に仕事を任せないということは、あなたの仕事が増えるだけではない。
部下の自主性や自立心も奪うことになり、何もいい結果を生まないのだ。

「1分間マネジャー」とは、自分はほとんど動かずに、部下を上手に動かして輝かしい成果を上げる人のこと。
本書では仕事を「サル」にたとえて、それが「あなたが世話をするべきサル」なのか、「他人が世話をするべきサル」なのかと問いかける。
これはなにも、ビジネスマンだけに当てはまる話ではない。本書をすべての悩める「時間がない!」人たちに役立ててほしい。

※本書は『1分間マネジャーの時間管理』(ダイヤモンド社)を新訳・改訂したものです。


■目次

復刊に寄せて
はじめに
ビル・オンケンに捧ぐ

1 二年前の私
2 管理職に昇進4
3 上司の辛言
4 〈1分間マネジャー〉に相談
5 管理職のジレンマ
6 諸悪の根源〝サル〟の正体
7 飼い主は誰?
8 負のスパイラル
9 結論
10 〈1分間マネジャー〉、ビル・オンケンと出会う
11 日常に潜むサルの大群
12 〈1分間マネジャー〉の教育論
13 希望の光
14 運命の月曜日――サルの返却を決行
15 〝つかまる上司〟に変身
16 オンケン流サル管理の心得
17 第一条 サルを特定する
18 第二条 サルの担当者を決める
19 第三条 サルに保険をかける
20 第四条 サルの健康診断を実施する
21 究極のマネジメント サルの一任
22 コーチングの極意
23 三つの時間をやりくりしよう
24 上司にあてる時間
25 ルーティンワークにあてる時間
26 自分にあてる時間
27 もっとも価値ある〝自由活動の時間〟
28 まずは部下にあてる時間を減らす
29 希少な時間を大きく確保
30 管理職の冥利
31 新しい取り組み

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著者紹介

著者

ケン
ブランチャード

原書

ケン・ブランチャード Ken Blanchard

“1分間シリーズ”とシチュエーショナル・リーダーシップRの生みの親であり、著述家、大学教授、コンサルタント、ビジネストレーナーとしても世界的に知られる。米マサチューセッツ大学アマースト校ではリーダーシップ理論と組織行動を教えている。リーダーシップ、モチベーション、マネジメント改革をテーマに多数の著書を発表。代表作に、社会現象を巻き起こした“1分間”シリーズ(各界のリーダーたちと共著)、ノーマン・ビンセント・ピール共著『人間的経営の力』(ダイヤモンド社)、教材として定番になったポール・ハーシィ共著『行動科学の展開』(生産性出版/原書は第9版まで)、『リーダーシップ論[完全版] 』(ダイヤモンド社)、『マリガンという名の贈り物』(創元社)など。米コーネル大学で政治哲学を学んだあと、米コルゲート大学で社会カウンセリング学の修士号を、コーネル大学で教育経営学の博士号を取得。現在は母校コーネル大学の理事を務める。米カリフォルニア州サンディエゴに人材育成会社のケン・ブランチャード・カンパニーズ(旧ブランチャード・トレーニング・アンド・デベロップメント社)を、妻のマージョリーとともに設立し、現在は同社の会長。指導にあたった管理職は20万人を超え、その指導内容は各国の大手企業から新興企業にまで広く活用されている。

ウィリアム・オンケン・ジュニア William Oncken Jr.

マネジメント理論の大家。1934年に米プリンストン大学を卒業後、さまざまな業種で要職を歴任した。自由競争社会のなかで個人と組織が勝ち残るカギは、管理職が“自由活動の時間”を捻出、活用することにあると確信。豊富な実務経験と深い考察を生かして『Managing Management Time(管理職の時間管理)』『Managing Managerial Initiative(管理職のイニシアチブ管理)』と題したセミナーを開講し、世界的に評価を得る。また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌に発表した“Managing Management Time: Who's Got the Monkey?(管理職の時間管理――そのサルは誰のもの?)”と題した記事(ドナルド・ワース共著)は大きな話題を集め、同名の著書『Managing Management Time』は管理職のバイブルになった。1960年、米テキサス州ダラスにウィリアム・オンケン・コーポレーションを設立。同社は今もオンケン独自のマネジメント哲学にもとづく質の高い人材育成プログラムを提供している。オンケンの遺産である『管理職の時間管理』セミナーは開講から半世紀あまりを経た現在でも世界中の管理職が受講し、管理職にとって最高の財産である“自由活動の時間”の捻出と活用を学んでいる。本書は“Oncken's Management Molecule(オンケン流マネジメント因子分析)”のなかの“部下管理”を原典とした。 。

ハル・バローズ Hal Burrows

時間管理術の第一人者。世界的な大手企業二社に勤務した後、コンサルティング会社を経営するかたわら、マネジメントや交渉術の論客として絶大な人気を集める。数千人の管理職と接した経験と知恵を生かし、1973年より一般企業や官公庁で講演活動を開始。現在もコンベンションなどの大きな会合で講師を務め、時間管理や交渉術をテーマにしたセミナーを主宰している。地元の米ノースカロライナ州ローリーでは不動産開発も手がける。連絡先はP.O.Box 52070, Raleigh, NC 27612、電話(米国内から)919-787-9769。

原書:The One Minute Manager Meets the Monkey


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